日別アーカイブ: 2015年12月10日

誰もが考えさせられる

衝撃的だ。
精神障害や老人介護等は身近で起こり得る話。

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自宅で精神障害のあった長女(41)を殺害し、懲役3年執行猶予5年の有罪判決を
受けた81歳の父親。

長女は20歳ころから引きこもるようになり、家庭内暴力を繰り返すように。
そして自己中心的で暴言や暴力行為など他罰的症状を伴う「強迫性神経症」と診断。
娘は日記に、生きていることがつらい。
誰も私の心をわかってくれない。
弱い所をみせられるのは家族だけと書いた。

退院後はまた暴れだし入退院を繰り返した。
長女は自分の「異常性」を認識しており、
病気を治そうと専門書を何冊も買い込んでいたという。

家族は暴力から逃れるため車で寝泊まりしました。
ワンルームの部屋を借りて妻を避難させたこともあります。
長女は車に飛び込もうとしたり、
部屋で首つり自殺を図り娘の首に巻きついていたベルトを必死にはずした...

家じゅうの壁は穴だらけ。
暴力はさらにエスカレートした。
包丁の先を丸くし、危ないものは隠した。
間質性肺炎を患う妻は怖がって布団から出られなくなった。
長女にひとり暮らしをさせてもアパートを壊して帰ってくる。

その夜、長女は早く新しい部屋を借りろと布団にくるまる妻を激しく叩きました。
私は妻のこたつの修繕のために買った電気コードで後ろから首を絞めました。
心の中で「ごめん」と叫んだ。
小柄な長女の背中が丸くなり動きが止まる。
妻が息子に連絡し、重体で病院に運ばれた長女は翌日死亡した。

駆けつけた長男は最初「世間に顔向けできない」となじりましたが、
すぐ「親父、よく我慢してきたな」と言い、皆泣きました。

長女は優しい子だった。

音楽が好きで私の耳にイヤホンを差し「いっぺん聴いてみて。綺麗な曲やろ」と
リチャード・クレーマンのピアノ曲を聴かせてくれました。

石油会社を定年まで勤め上げた親父さんに弁当を作ってくれた。
「お父ちゃん、肩たたいてやろうか」といたわってくれることもあった。
娘は妻に似て、色白のきれいな肌でした。事件直前、
「お母ちゃんからもらった肌を大事にせんとあかん」と娘のほおを撫でました。
その感触は今も残っています。

落ち着いていた娘が豹変し事件に至ったのは、その数時間後だった。

検察官は妻に「いちばん苦しんでいたのは娘さん自身じゃないですか」と言った。
やれることはやったと思っていましたが、足りなかったと感じました。
天国で娘が「お父ちゃん、私、生きたかった”と言っているんです。
一番苦しんでいたのは自分やない。殺してしまった娘やった。何が足りなかったのか」

父親は最後に、こう話した。

「残された人生を同じような悩みを持つ家族のために捧げたい」と...
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なんかとても切ない。
生を受けて、選択できない環境での出来事。
誰でも隣にある深刻な話題だと思った。
皆、人ひとり限られた時間の中で意思決定できる環境を与えられている人は幸福だ。
何か僕に出来ることはないのか?と深く考えるが、自分の仕事観、人生観で時間を取られているのが現実です。

一人でも多くの人に、この状況を介して、今一度、自分を見つめ直してほしいと思う。